5Gミリ波通信テストが順調
中国の5Gミリ波通信テストは段階的に順調に進んでいる。
IMT-2020(5G)推進チームは、5Gミリ波通信のテスト計画を3つのフェーズに分け、それぞれ重点的に検証を行うとしている。
1、2019年8月〜12月にかけて5Gミリ波主要な技術とシステム特性。
2、2020年にはミリ波基地局と端末の機能、性能と相互操作、高周波数と低周波数間の協調ネットワーク。
3、2020〜2021年は典型的な利用場面での応用。
2019年11月1日、IMT-2020(5G)推進チームのテスト組長である徐氏さんはICT中国・2019年5Gシンポジウムにてこのように発表した(写真は2018年度同シンポジウムより)。
「5Gミリ波技術テストの主要な技術テストは、主に3つの側面があり、屋内機能テスト、フィールドパフォーマンステスト、基地局無線周波数OTAテストがある。現在3つとも順調に完了している。第1フェーズの進捗状況は当初の計画を上回っている。2019年10月末に3つのベンダーHuawei、ZTE、Nokia Bellはすべて、今年期待されるテスト作業を完了し、ミリ波の主要技術テストの主な機能、設計、およびフィールドパフォーマンスを完了した。ミリ波無線周波数の実験も実施した。」
一方、中国移動社研究員主席専門家劉光毅氏は、2019年度5Gミリ波技術革新シンポジウムにて中国移動が5Gミリ波の主要技術の検証を完了した。2019年から2020年までは5Gミリ波システムの性能と標準ソリューションを検証し、2022年から5Gミリ波の商用化を計画していると発表した。
5Gミリ波周波数政策のタイムライン
■2016年12月:中国最初の5G周波数白書が発表。
同白書にて以下の帯域を5G用として推薦されている。
(1)6GHz以下:3.3〜3.6GHz、4.4〜4.5GHz、4.8〜4.99GHz
(2)6GHzより高い周波数帯域:24.25GHz〜86GHzの周波数帯域。
特に24.25-27.5GHz(初期5Gの「パイオニア」帯域として使用)、
31.8-33.4GHz、37-43.5GHz。
■2017年6月8日:
工業情報化部によるミリ波周波数利用意見募集
■2017年7月14日:
24.75-27.5GHz と 37-42.5GHz 周波数帯域を5G用として決定。
■2019年2月19日:
「2019年全国無線電管理工作要点(業務要点)」にて「5Gのミリは周波数の使用計画を適時に公布し、5Gミリ波産業の発展を導く」と規定。
■ 2020年3月24日:
工業情報部(工業情報部[2020]第49号)発行「5Gの発展加速の推進に関する通知」にてミリ波について、「5Gのミリ波周波数の使用計画を適時に公布し… … ミリ波設備と性能テストを組織し、5Gミリ波技術の商用に備える」と3回言及している。
文章・画像は以下より引用:
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1671645875762695674&wfr=spider&for=pc
https://xueqiu.com/7539058388/135075293
https://www.sohu.com/a/158213346_99953446
https://mp.weixin.qq.com/s/t7qviNyNZpOEpLxVKZ7KFw
https://dy.163.com/article/DSQJKFVV0511CSHM.html
http://www.miit.gov.cn/n1146285/n1146352/n3054355/n3057735/n3057743/c6648207/content.html(2020/7/14)
http://www.miit.gov.cn/n1146285/n1146352/n3054355/n3057735/n3057743/c6648207/content.html(2020/7/14)