AI駆動型イノベーション、中国アニメIPの世界進出
中国国家ラジオ・テレビ局が3月29日、未来テレビ有限公司と共に「中国アニメIP*のグローバルフォーラム」を開催し、『中国アニメ国際交流報告2023(原語は《中国動画国際伝播報告2023》)』を発表した。
同報告書によると、アニメは中国の視聴番組輸出において重要なコンテンツであり、2023年のアニメの輸出時間は中国輸出番組総時間の12.15%を占めている。同期のアニメ輸出額が中国のテレビドラマとオンライン視聴番組に次いで3番目であり、全体の6.14%となっている。アジアは中国のアニメの対外輸出のトップ市場であり、中国のアニメ映画のアジアへの輸出額は2019-2023年の世界総輸出額の59.19%を占めている。 さらに、民間組織、オンライン視聴覚プラットフォーム、テレビ放送局は、国際共同制作、共同翻訳、共同放送を通じて、中国アニメコンテンツの海外への輸出を支援している。
フォーラムで業界関係者は、AIの革新的なイノベーション推進力によって中国国内アニメは海外進出の戦略的チャンスを迎えており、中国アニメIPの世界的な普及と進出は新時代を切り開くだろうとの見方で一致した。
*IP:Intellectual Propertyの略、「知的財産」となるが、エンタメ・ゲーム業界における「IP」は、アニメーション・漫画の版権(著作権)を指すことが多い。
引用:
https://www.tvoao.com/a/217709.aspx
https://mp.weixin.qq.com/s/lrJ9Jyi-Nu3WIBkz_5BQdw