MIITが中国移動社5G空中・地上通信実証実験を承認

中国工業・情報化部（MIIT）は5月5日、中国移動社が申請した4.9GHz帯5G周波数を利用した空中・地上通信実証実験を承認した。この承認を受け、中国移動社は4.9GHz帯5G周波数を利用して、一部の省地域内で5G-ATG（5G-Air To Ground）の技術的実証実験を開始し、中国飛行試験研究院と連携した国産飛行機飛行ビッグデータ伝送・乗客リアルタイム健康管理応用・飛行中データ分析の効率向上などの実験も並行した形で進められることになる。 

　5G-ATGは、5G公衆移動通信技術をベースとしており、対応する国際ルールや国内規制に準拠した専用の基地局やビームフォーカス型アンテナを航路上に設置し、地上と航空機内に通信リンクを構築することによって乗客が機内の無線LANを通じてインターネット接続可能になる。中国移動の5G-ATGソリューションは、航空機1機あたり420Mbps（52.5MB/s）のピークダウンロード速度と66Mbps（8.25MB/s）のピークアップリンク速度を提供でき、最大カバー半径は300km、1,000未満の基地局で全国航空のカバーを実現することができる。 

引用：
https://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/sjdt/art/2023/art_0b4a6a7703ad4b1884e7c65ab83c84af.html
https://mp.weixin.qq.com/s/DoKqwQvy_D91AUofFVbKOw