1月12日、工業情報化部にて「全国5Gサービス品質の向上テレビ電話会議」が開催された。

https://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/ldhd/art/2021/art_0283f9288cc14a47bf4e3760012ee4fd.html

会議の流れ

会議では近期における5Gサービスの現状をまとめ、次期の業務内容について議論した。会議には中国消費者協会も参加し、工業情報化部情報通信管理局・中国消費者協会より5Gサービスのクレーム状況を報告された。上海市、山東省通信管理局が関連事項について意見交換した後、中国電信・中国移動・中国聯通・中国広電等が5Gサービスの展開状況と次の業務内容について報告した。

5Gネットワーク建設の成果は明らかだが、サービスには改善点が残されている

工業情報化部副部長劉烈宏氏が以下のように発言した。
「5Gの高品質な発展を加速することは、情報通信業界が新しい発展ステップ・新しい発展理念に立脚し、新しい発展段階に基づいた戦略的な要求である。5Gサービスが商業化して18ヶ月間において、通信事業者は「建設を以って応用を促し、応用を以って建設を促す」方向で、5Gネットワークの建設を加速させ、産業エコロジーを改善し、革新的なイノベーションを促進してきた。その成果が明らかである。」

しかし、現状の5Gサービスにはまだいくつかの欠点があり、包括的なサービスレベルとユーザーの期待値とはまだギャップがあることも強調した。これらの問題は、一部の企業で経済的利益を追求する中で利用者への認識に十分な注意を払っていない、末端企業管理体制に弱い部分があり、総合的なサービスが追いついていないことを反映しているため、事業者は5Gサービスレベルを継続的に改善する必要があるとも言及した。

副部長による5つの要求

副部長劉烈宏氏が、次の段階の業務について5つの要件を提示した。
1. 政治的立場を改善する。
5Gサービスの重要性を認識し、サービスの質向上について継続的な改善を行う。

2. サービス能力を向上させる。
5Gネットワーク建設、ネットワークカバレッジ、ネットワーク供給能力を高め、ユーザーの端末切替への便宜を計らう。利用者ニーズに基づく5G料金プランの改善を行い、契約期間や解約賠償などについても合理なプラン設定を行う。

3. 重点問題を解決する。関連要求を厳格に実施し、責任分担、目標達成など利用者の権益を優先し、サービス監督システムを構築する。

4. 監督検査を強化する。事業者内部の検査検討を高め、クレーム対応処理体制を改善する。関連主管部門より通告された5Gサービスクレーム要件について責任を追求する。部情報通信管理局と各地通信管理局にて5Gサービスを2021年サービス改善の重点任務をし、全国規模にて改善を行う。

5. 宣伝を強化する。各種ニューメディアや新しいテクノロジーを十分に活用して5G業務とサービスの宣伝を行う。

2020年は5Gネットワークの構築に追われた年になったが、2021年早々での5Gサービス品質向上会議にて本年度の5Gサービスの質的向上が期待できそうだ。

文章・画像の引用先:
https://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/ldhd/art/2021/art_0283f9288cc14a47bf4e3760012ee4fd.html

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