MIITは中国国家鉄道に実証実験用5G-R周波数を交付
工業・情報化部(MIIT)は10月9日、鉄道通信事業の高品質な発展を促進する方針に基づき、中国鉄路集団公司に5Gベースの鉄道第五世代移動通信システム(5G-R)の試験用周波数申請を承認し、5G-Rシステムの実証実験の実施を支持すると発表した。
5G-Rシステムは、主として鉄道、とりわけ高速鉄道の制御、コマンドおよび制御通信やその他の鉄道コアビジネス、鉄道交通の安全性を確保する重要なインフラストラクチャである。 無線周波数は、鉄道無線通信システムの運営、鉄道の安全運行を確保するための不可欠な基本資源である。 実証実験用周波数の交付は、鉄道業界における5G-Rシステムの推進と応用を加速させ、2G技術に基づく鉄道無線通信システム(GSM-R)が現在直面している多くの課題と技術的難関を効果的に解決することにつながる。
次のステップでは、MIITは鉄道当局と協力し、鉄道における電波利用の中長期的な計画と実施、鉄道電波資源の配分を継続的に調整し、5G-Rの試験範囲を着実に拡大していくとされている。具体的な帯域は未だ公開していない模様だ。
引用:
https://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/sjdt/art/2023/art_bc259d46e0034891a4a173a383c7cf28.html
http://zgtl.crj.com.cn/thesisDetails#10.19549/j.issn.1001-683x.2022.02.08.001&lang=zh