中国初「5G放送・テレビテスト」起動式が四川成都で開催
中国初の「5G放送・テレビテスト」起動式が7月20日、四川省成都市で開催された。全国に先駆けて四川省で5G放送テレビ試験網業務が開始することになった。
起動式には、国家ラジオ・テレビ局が四川省ラジオ・テレビ局をはじめ、政府関連部門、大学、関係企業など30以上のシンクタンク、行政部門が参加した。大型タワーによる送信を行い、テレビや携帯電話端末の受信をサポートする固定／移動テレビ、緊急ラジオとデータ伝送など多くの公共向け次世代無線ラジオ・テレビ、即ち「5G放送テレビ技術試験」を行うことを発表し、「モバイル優先戦略」で「スマートなラジオ・テレビメディアでラジオ・テレビネットワークを発展させる」、「全メディア拡散システム作り」の方針に基づき、ラジオ・テレビの全民通、全端末通、移動通の実践を行うとした。
今回の「5G放送・テレビテスト」は、大型タワーによるLte 5G放送とも呼ばれ、中国広電が主導する小型タワーによる5G NR放送とは異なる技術路線である。今回の「5G放送・テレビネットワーク」の起動は、国家ラジオ・テレビ局科学研究院が2018年から実施している5G放送・テレビ技術研究の新たな突破口でもある。
