中国CAC、「生成AIサービス管理法」について5月10日まで意見募集
中国国家インターネット情報弁公室(CAC)は4月11日、「生成AIサービス管理法(意見募集稿)」を公表し、企業が一般向けにサービスを提供する際、事前にセキュリティー評価を当局に提出するよう求めている。同管理法は5月10日まで一般の意見を募集し、年内の発効を予定している。
同管理法によると、国は人工知能アルゴリズム、フレームワークなどの基礎技術の自主イノベーション、普及応用、国際協力を支援し、安全で信頼できるソフトウェア、ツール、コンピューティング、データ資源の優先的な採用を奨励する。 生成AI製品またサービスを提供するにあたり、具備すべき要件として5つが提起されている。
1、生成AIによる生成されるコンテンツは、社会主義の核心的価値観を体現しなければならない。
2、アルゴリズム設計、学習データの選択、モデルの生成・最適化、サービス提供などの過程において、人種、民族、国、地域、性別、年齢、職業などによる差別を防止するための措置を講じなければならない。
3、知的財産権、商業倫理を尊重し、アルゴリズム、データ、プラットフォームなどの利点を利用した不公平な競争を行ってはならない。
4、生成AIを生成されるコンテンツは、真実かつ正確でなければならず、虚偽の情報の生成を防止するための措置を講じなければならない。
5、他人の適法な利益を尊重し、他人の健康への害悪、肖像権・名誉権・プライバシーへの損害、知的財産権の侵害・企業秘密の不法取得・開示・利用を禁止する。