中国が物超人（IoT接続数が携帯電話接続数を超過）時代に突入
通信産業網によると、中国のセルラー方式移動体通信接続数における「物超人（IoT接続数が携帯電話接続数を超過）」時代に突入した。2022年8月、IoT接続数が16億9,800万になり、同期の携帯電話接続数の16億7,800万を逆転した。2022年11月、IoT接続数がさらに伸び続けて18億1,800万に達し、世界全体の70％超を占めている。
この急成長の背景には、中国の固定・移動通信網の融合によるIoTアクセス能力の急上昇に、セルラー方式ネットワークの応用と普及の急成長、低消費電力広域ネットワーク（LPWAN：NB-IoT、eMTC、Sigfox、LoRaなど）の応用と商用化の加速も加わっている、という接続技術の発展による影響が考えられる。
中国情報通信研究院（CAICT）の予測によると、2022年の中国IoT市場規模は3兆元を超え、今後数年間も20%前後の成長率を維持する。2030年末には、中国モバイルIoT接続数が百億規模に達する見込みだ。中国ではすでにモノのインターネット（IoT）接続数が対人コミュニケーションの携帯電話接続数を大幅に超えている時代に突入したという。
