中国広電は6月27日より移動通信サービスを開始した。同社の最大の優位性は700MHz帯域にあり、業界から「黄金帯域」と言われてきた。一般的には700MHz帯域5G基地局のカバレッジは3.5GHzの3倍と言われている。この黄金帯域ベースのネットワーク整備は多額な設備投資、基地局設置費用、電気代、人件費を節約できる。中国移動、中国電信、中国聯通の5Gは2.6GHz、3.5GHz帯域を中心としているが、あるベンダーから提供されている各帯域のカバー範囲を見ると、700MHz帯域のカバレッジがより大きくなっており、農村部では4.66キロにも及んでいることがわかる。
中国広電は2021年で5G基地局20万基、2022年には28万追加構築し、2022年末で合計48万基になる予定だが、他社の半数ほどであるが、700MHz帯域によるネットワークのカバレッジが決して他社に劣ることがないだろうという。