都市部と農村部のインターネット格差が縮小

中国インターネット情報センター(CNNIC)が発行した『第47回中国インターネット発展状況統計報告』(2021年2月3日)では都市部と農村部のインターネット普及状況を集計している。

2020年12月末、中国全体のインターネット利用者は9.8899億、インターネット普及率が70.4%となる中、都市部インターネット利用者数は6.8億、全体の68.7%、普及率が79.8%。一方、農村部の利用者数は3.09億として全体の31.3%を占め、普及率が55.9%、同年3月より9.7%増となり、都市部との差がより縮まる傾向にある。

これを底上げしているのは、農村部でのネットワークの普及、とりわけ通信ネットワークの構築により貧困緩和への支援が大きいと考えられる。なぜなら、2020年は中国で小康社会を全面的に実現する年であり、その実現手段として貧困地域における貧困脱出が最も有効とされている。よって、中国は第13次5カ年期間中より多くの貧困住民がインターネットより有効な情報収集をし、インターネットを通じて農産物を農村から外へと送り出せるように通信ネットワークの構築に力を入れてきた。COVID-19以降、農村地域のオンライン教育も早いスピードで急進展している。

「網絡扶貧」・ユニバーサルサービスが重要な役割を果たした

代表的なキーワードは「網絡扶貧」、ネットワークにて貧困を助けるということを意味する。実際、工業情報化部と財政部の「電信ユニバーサルサービスの試運転スポット」連携プロジェクトが2015年から活動を広げてきた。

その成果として、832の貧困県にて農村のEコマースがスタートし、全国中小学校(試運転校含む)のインターネット接続率が99.7%(教務部新聞記者会見発表データ,2020年12月1日)まで引き上げた。

健康QRコードが人々のモビリティに活用

同報告では、健康QRコードについても発表があった。
COVID-19のパンデミックにより、全国各地域政府のプラットフォームより健康QRコードの利用を開始したのをきっかけに、累計9億人に近い利用者が健康QRコードをダウンロードし、延べ400億回利用されたという。

文章・画像の引用先:
http://www.cac.gov.cn/2021-02/03/c_1613923423079314.htm
http://www.cac.gov.cn/pdf/web/viewer.html?file=http://www.cac.gov.cn/rootimages/uploadimg/1613923424818332/1613923424818332.pdf?filepath=ZBWvETi1XzcBKtOIkqelkJJ4Vn5uw9ZthCXJtWLSr0nQACMKH6Ejiw/UpdBYAwmsV5if6BYGd60xaZUMhKPZmjEjTcORl73kmCTdYOvdSjs=&fText=第47次中国互联网络发展状况统计报告-0203(打印生成)

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