1月7日、重慶市人民政府宛に、重慶市両江新区での『国家級IOV C-V2X試験区整備への支持』と題する返答が届いた。工業情報化部科函〔2020〕369号文件だった。

IoVとは、自動車のインターネット化(Internet of Vehicles)。C-V2X は Cellular Vehicle-to-Everything。
この頃、重慶市両江新区にて約100キロの都市モデル道路(スマート道路)とi-VISTAスマートカー統合テストゾーン、空港工業団地スマートロジスティクス5G自律運転第一期プロジェクト等を整備した。

当該試験区の目標は、IoVの大規模な応用を促進することにある。
主要な高速道路と都市道路の規模でセルラーカーネットワークであるC-V2Xを展開し、5Gとスマートシティの開発を統合する。主要地域での交通IoV機能の改善とコアシステムの向上を図っている。

C-V2X産業MAP
上から、「通信チップ」、「通信モジュール」、「端末設備」、「自動車製造」、「運営サービス」、「測定検証」、「高精度位置測定及び地図サービス」。
出所:中国通信学会『蜂窝车联网(C-V2X)技术与产业发展态势前沿报告(2020)』
http://www.china-cic.cn/upload/202012/09/de38bbae1ea14b70b512606ecd59671c.pdf
http://www.liangjiang.gov.cn/content/2021-01/07/content_10110200.htm

中国IoV C-V2X産業サプライチェーン構図と特許

C-V2X特許の地域別保有状況
出所:中国通信学会『车联网知识产权白皮书(2020年)』
http://www.china-cic.cn/upload/202012/09/94a3f7d29a674344af0b52a7c7436c61.pdf
C-V2X特許の企業別保有状況
出所:中国通信学会『车联网知识产权白皮书(2020年)』
http://www.china-cic.cn/upload/202012/09/94a3f7d29a674344af0b52a7c7436c61.pdf

中国通信学会発行の『C-V2X技術と産業発展前線報告書(2020)』と『IoV特許白書(2020)』によると、中国C-V2Xの産業化が進み、川上から川下まで通信チップ、通信モジュール、端末設備、自動車製造、運営サービス、測定検証、高精度位置測定及び地図サービス等とサプライチェーンエコシステムが既に形成されつつあるという。

C-V2X特許の地域別保有状況からみると、中国、米国、ヨーロッパ、日本、その他の順である。企業別保有状況ではHuawei、ZTE、LG、大唐、エリクソン、クアルコム、サムスン、AT&T、インテルとinterdigitalがトップ10となり、通信業ベンダーがほとんどである。

文章・画像の引用先:
http://www.china-cic.cn/upload/202012/09/de38bbae1ea14b70b512606ecd59671c.pdf
http://www.china-cic.cn/upload/202012/09/94a3f7d29a674344af0b52a7c7436c61.pdf
http://www.liangjiang.gov.cn/content/2021-01/07/content_10110200.htm
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1688219880079758294&wfr=spider&for=pc
https://mp.weixin.qq.com/s/Nxenq11kO7_KQjwthGLkJA
https://www.miit.gov.cn/jgsj/kjs/jscx/art/2021/art_4570dba1438b405d93abee5bbfdef733.html
http://www.gov.cn/xinwen/2018-12/28/content_5353034.htm

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