2020年9月1日、中国国家衛生健康委員会と工業情報化連盟で「「インターネット+医療健康」サポートシステムをさらに改善し、院前の緊急医療要請のための試運転に関する通知」を公布し、北京、江蘇、湖北、広東4地域にて病院到着前の医療緊急要請を実験的に行うとした。
同システムでは、5G・ビッグデータ・人工知能等の新世代の情報通信技術を利用した医療サービスの向上を図っている。120番通報した人の携帯電話のより精確な位置情報などを迅速に共有することによって、救急センターにて病院到着前の医療緊急事態の対応時間を短縮し、迅速な治療のための貴重な時間を確保すると共に、人々の生命と健康に対する権利をよりよく保護することを目的としている。
9月24日、全国各省・自治区・直轄市及新疆地区衛生健康委員会、発展改革委員会、教育庁(局)、通信管理局、公安庁、人力資源社会保障庁(局)、交通運輸庁、応急管理庁(局)、医療保証局宛に「院前の医療救急サービスに関する指導意見」に公布し、全国範囲内での徹底実施を求めた。
同サービスでは、救急車到着時より患者の身体的兆候データをリアルアイムで救急センターと共有でき、即座に緊急措置を取れるようになる。患者者の詳細データによって搬入先の病院も選定しやすくなる。また、救急車が搬入先となる病院とも情報共有ができ、患者到着までに搬入先病院側での受入準備も可能になるという。
文章・画像は以下より引用:
国家衛生健康委員会
http://www.nhc.gov.cn/yzygj/s3594r/202009/c0099c26b268492eb9b6e8e0f8c02717.shtml
http://www.nhc.gov.cn/yzygj/s3594q/202009/4b20d1ac72914b3997f76110ccc0103d.shtml