9月1日昨日、中国電信社公式サイトにて「中国電信、韓国LG Uplus、日本KDDI、カナダBell、Qualcomm、Felix &Paul、Atlas V 等の通信事業者・業界コンテンツ制作会社とGlobal XR Content Telco Alliance ・国際XRコンテンツ制作通信事業者アライアンスを設立した」と発表した。
日中連携?早速確認したところ、KDDI社もリリースしていた!
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アライアンスの主旨は「高品質で魅力的なオリジナルXRコンテンツの制作支援を目的に」となっている。
特に気になったのは、中国電信社の発表では「本次与全球顶级的5G运营商、产业合作伙伴和顶级内容制作室共同发起全球XR内容电信联盟,是深化产业合作、扩大运营商在5G内容领域影响力的重要一步。中国电信将通过持续的合作,激发XR领域的技术、应用和模式创新,推动全球XR产业的高质量发展。」となっている。
つまり、「今回世界トップクラス5G通信事業者、産業界及びトップレベルのコンテンツ制作会社共同での国際XRコンテンツ制作通信事業者アライアンスの設立は、産業連携の強化、通信事業者が5Gコンテンツ領域での影響力の拡大につなげる重要な一歩である。中国電信は持続的な協同を通じて、XR領域の技術・応用とイノベーションを刺激し、世界XR産業の高品質な発展を促進します。」とある。
高品質なコンテンツ提供できていれば、通信事業者の影響力も強まることにつながるが、中国電信社のポイントは、KDDIが目的としている「高品質なコンテンツ制作支援」ではなく、あくまでも「産業連携の強化と通信事業者の影響力の拡大」にある。この中国電信社による影響力の主張から今の中国電気通信の市場構造を垣間見ることができよう。ある意味、これが中国通信事業者としての本音なのかもしれない。どこまで利益最優先しているのか、ギャップの大きさに言葉を失う。
文章・画像は以下より引用:
http://www.chinatelecom.com.cn/news/02/202009/t20200902_56345.html
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2020/09/01/4647.html