12月2日、低価格を売り物に急成長を遂げた中国の電子商取引（EC）大手、拼多多（ピンドゥオドゥオ）が『2021新新農民成長報告』を発表した。
拼多多プラットフォーム上では、1995年以降生まれの「新新農民」が農産品産業のリードする存在になってきており、2021年10月までプラットフォームに登録している「新新農民」が12.6万人を超えている。出店している全店舗の13％強に達しているという。
同報告書では、1995年以降生まれの「新新農民」が郷鎮などの農村地域に住んでいる人が多く、ネット時代に育ち、父兄と違って高学歴を持ち、経営管理にも長けている。創業しながら現地の就職、農産品ブランド化を図り、郷鎮地区や農業現代化の重要な一部になってきているとされている。
「新新農民」の中で特に女性の比率が高く、1995年以降生まれの「新新農民」が3.9万人、全体の31％となっている。2000年以降生まれの人も全体の16％になっている点も注目に値する。
中国有名の貧困地域として知られている四川省大涼山の会理市に住む元スチュワーデスの何爽さんが辞職して故郷に戻り、柘榴の販売を始めたところ、3ヶ月の売り上げが3000万元になり、国務院農民工グループより「全国優秀農民工」の称号まで受領した。
「新新農民」一人で平均5から10人をEC産業に誘導し、現地で50人ほどの就職先を創出しているほど、これまでの中国農民工の歴史の中でも「新新農民」が最強の経済性を生み出そうとしている勢いなのではという。