4月16日、CAICTが2020年12月までの『中国ブロードバンド料金レポート』を発表した。
当該レポートによると、中国移動通信ARPU*値が46.5元(約740円)、前年同期より0.6%減となる。2019年以降ARPU値が50元(約800円)を切って以来ほぼ横ばいしている状況が続いている(図4)。同様の傾向が固定通信のブロードバンドにも見られている(図1)が、消費額ではブロードバンドよりも移動通信の方が高くなっている。移動通信利用者月間データ通信量は10.44GB(前年比34.0%増)、1GB当たりの利用料金が3.75元(前年比24.8%減)(図3)。
一方、日本のスマートフォン利用者のデータ通信量について、(株)MM総研の携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態調査(2020年12月時点)によると「月間データ通信量は平均7.56GB(ギガバイト)、「7GB」までの累計では約79.1%を占めた。」中国の方がよりデータを消費しているようだ。
*ARPUとは、Average Revenue Per Userの略で、通信サービスやWebサービスなどにおける1ユーザーあたりの平均売上を表す指標。通信サービスなどで用いられる業績指標の一つで、加入者一人あたりの月間の粗利益額の平均のこと。
https://e-words.jp/w/ARPU.html
文章・画像:
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202104/P020210416602630529889.pdf
https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=472