2020年11月5日、「2020年中国5G端末グローバルイノベーション大会&第8回中国携帯デザインコンテストスワンアワードセレモニー」が広東省河源市にて行われた。

携帯電話端末に関する毎年最大のイベントであり、今年度は例年以上の規模で賑わった。工業情報化部・通信事業者・ベンダー・端末デザイン関連の専門家が講演され、第8回中国携帯デザインコンテストスワンアワードの表彰セレモニも行われた。

https://wx.vzan.com/live/tvchat-1199586014?shareuid=349524293&vprid=0&sharetstamp=1604642800257#/

5Gスマート端末の多様化

オンラインライブ開催であったため、筆者も視聴した。
特に元工業情報化部副部長である楊学山氏の「端末のイノベーション:デジタル・エコノミー時代の基礎」と題する講演が今の中国にとって一番重要な示唆と感じた。

楊学山氏は具体例を上げながらスマート端末の定義、多様化、今の中国にとっての重要性、応用可能性について丹念にプレゼンした。

同氏のお話で一番印象に残った言葉は

“5G的终端不一定是手机… … 手机反而不是供应不足的… …特斯拉汽车也是智能终端的一种!“

つまり、


5Gの端末は携帯電話とは限らない!
逆に携帯電話しか供給不足ではない現状にある!テスラの車もスマート端末の一つ!

IoTからIoV(Internet of Vehicles)、全てのものがインターネットに繋がる時代になる中で、話としてさほど驚くものではないものの、テスラも5Gスマート端末として捉える点に衝撃を覚えた。

「新型インフラには、5Gネットワーク建設、電気自動車用の充電ステーション、工業インターネットといった内容を含む。これらのインフラは、5Gの応用技術、電気自動車や自動運転など未来産業が発展する基盤となる。」*

とあるように、充電ステーションまで新型インフラに盛り込まれていることを理解しなかったが、楊学山氏の講演でようやく勉強できた。
*丸川知雄「コロナ危機をチャンスに変えようと模索する中国」 p.87−88 、東大社研現代中国研究拠点(2020)『コロナ以後の東アジア変動の力学』、東京大学出版会

https://www.amazon.co.jp/コロナ以後の東アジア-変動の力学-UP-plus-東大社研現代中国研究拠点/dp/4130333003

文章・画像の引用先
http://www.ccidcom.com/yaowen/20201105/wpTsJuf1q9nyJMqg217vx3nbxpfto.html
「2020年中国5G端末グローバルイノベーション大会並びに第8回中国携帯デザインコンテストスワンアワードセレモニー」オンラインライブURL(2020−11−10):
https://wx.vzan.com/live/tvchat-1199586014?shareuid=349524293&vprid=0&sharetstamp=1604642800257#/

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