近日、7月末の中国5G料金プラン利用者数が発表された。
中国移動は8405.7万、中国電信は4927万として2社合計で1.3億を突破している。中国聯通は依然として未公開となっているが、7月末の中国5G料金プラン利用者で1.5億を超えているのがほぼ間違いない。
中国移動:今年以来3回目のユーザー減
中国移動は7月総利用者数は9.4億となっているが前月より36.4万減となった。年間で390万減、2020年になって以来、2月と6月に続く3回目のユーザー減となった。
中国全国14億人で16億の携帯電話利用者を有する。平均して100人に114台の携帯電話があり、人口ボーナスによる急成長も飽和状態になってきている。今年の7ヶ月にて中国移動の利用者減は千分の4程度に留まっており、ブロードバンド利用者の増加幅も昨年同期より低下しているため、中国携帯電話市場でのリーダーシップは変わらないが、数より質へと戦略転換が求められている。
中国電信:確実な利用者獲得
7月までの月別利用者増加数が既に1千万を超え、中国移動社と中国聯通社を確実に一歩リートしている。固定電話に強みを持つキャリアとして、MNPの最大の受益者となっている上、利用料金の低廉化についても三大事業者の中で最も評価されている。
5G端末による接続数が9月以降に急増見込み
6月末の発表によると、5G端末による接続数が6600万部であった。
COVID-19のパンダミックにより、中国で特に情報通信技術の利活用が功を奏したこともあり、5月の「両会」による中国トップ層よりの5Gインフラ加速方針を受け、6月以降多くの5G関連会議が盛んに行われてきた。早速9月にも始動とされる5G独立網の SAネットワークの起動により、国内5Gの発展も第二段階に入り、5G端末による利用者もあっという間に1億突破するだろう。5Gの各産業へのトランスフォーメーションがより実用化に近づき、5Gによる社会への変革・経済的効果もより感じられやすくなるだろう。
文章・画像は以下より抜粋引用:
http://www.cww.net.cn/article?id=474752
http://www.cww.net.cn/article?id=474828
https://mp.weixin.qq.com/s/kKtvVyvPcKkRZZkvOes5WA